バドミントンのシャトルには番号が付けられています。
スピード番号というもので、多いものだと7段階あります。
同じメーカー、同じ素材でも、飛び方が変わってくるのです。
シャトルと言うものは、その形から空気の抵抗を大きく
受ける性質を持っています。
となると、気温の差で発生する空気の圧力で影響が変わるのです。
それぞれ、以下の様な温度に合わせた適性の番号に
振り分けられます。
水鳥の場合はケースに番号をが降ってあり、
1番:33℃以上
2番:27℃~33℃
3番:22℃~28℃
4番:17℃~23℃
5番:12℃~18℃
6番:7℃~13℃
7番:7℃以下
となります。
1~2番は夏用で、
3~5番は春、又は秋用、
6~7番は冬用です。
ナイロンの場合もケースに表示がありますが、
シャトルの先端のコルクの部分に貼ってある
テープの色でも見分けがつく様にもなっている
場合があり、以下の通りになります。
黄緑→32℃~
緑 →22℃~33℃
青 →12℃~23℃
赤 →0℃~13℃
黄緑が夏用、
緑、青が春、又は秋用、
赤が冬用です。
ここで誤解しないで頂きたいのは、
これらのシャトルの違いは、僅かではありますが
「重さ」の違いになります。
羽根の部分の違いはグレードで異なり、値段が変わってくるので
番号だけでは質は変わりませんのでご安心を。
番号が一つ変わると、おおよそ20cm~30cmの
飛距離の差が生まれるそうです。
コート内で言うと、下の図の様なエンドライン2本の幅の
半分位の距離と言った所ですね。
気温の差によってラケットを振る力をわざわざ変えるよりは
均等な力で、使用するシャトル番号を変えた方が、
効率の良い練習が出来、試合に臨めるでしょう。
また、標高の高い国や地域は例外として、適性温度にズレが
生じます。
同じ温度でも気圧の差があるので、冬でも2番を使用するなど
している様ですのでご注意ください。
しかし私は北国在住で、冬は外一面銀世界になる様な地域ですが
水鳥のタイプで言う所の6番、7番は一切使った事がありません。
なぜなら、バドミントンは屋内のスポーツだからです。
真冬であっても体育館の室内の気温は、
5番の適性温度位にまで、暖房で室温調節がしているからです。
それでも5番もあまり使用した事がありませんので、
季節に合わせて2番~4番を選択すると問題無いでしょう。
これらを参考に効率の良く、かつ快適な試合や練習を
楽しんでください。
コメント
7つの種類があるだけでも凄いですね。番号違いで2、30cmの飛距離の影響差がでるってのも驚きです。