バドミントンでリバースカットの技術を習得する事で、戦術の幅を
格段に広げる事が出来るのはご存知ですか?
こちらで打ち方・目的を覚えていただき、仲間に差をつけて
みましょう!
そもそもカットというものは、右利きの場合、上から落ちてくる
シャトルの右側をこすり、回転させる様に打つ技術の事を言います。
左利きの場合は逆で、シャトルの左側を当てます。
文字通り、カット=切るようにして打つのです。
これにより、シャトルが余計にスピンする為、右利きの場合は
空気の抵抗を意図的に増やし、シャトルが急に減速し落ちていく
軌道を作り出せます。
その為、ドロップやスマッシュを上手く打つ事で、ネットを越えた
タイミングで「ストン」と落ちるような、相手にとっては非常に
返しづらいショットとなるのです。
一方でリバースカット、つまり「リバース」になりますので、
右利きの場合はシャトルの左を当てて打つ事になります。
試合相手にまっすぐ打ったと見せかけて、斜めに飛んできた
というフェイントとして用いられます。
では、リバースカットの打ち方に入りますが、イメージして頂ければ
すぐに分かるかとは思いますが、シャトルを当てるラケットの面を
外側に傾けて打ちます。
しかしラケットの面を傾け過ぎてしまうと、力が分散されすぎてしまい、
ネットに引っかかったり、相手のコート外に落ちてしまいます。
ハッキリと分かる様な傾きだと派手にそれてしまうため、気持ち程度で
問題ありません。
ドロップのリバースカットの場合、ドロップを打つフォームのまま、
ラケット面を傾ける事だけ行い、具体的には30°位です。
面を傾けるだけでフォームを変えずに打つのは、相手にシャトルの
軌道を打つ前に読まれないようにする為です。
30°位と記しましたが、人により腕の長さや力の入れ方によって
軌道は変わってきます。
シャトルが当たる瞬間は、目では判別がつかないほどの僅かなズレ
ではありますが、相手側のコートに落ちた場所までの距離になると、
インになるか、又はアウトになるか、ハッキリと差が分かる位に
変わってくるからです。
難易度が非常に高いショットですので、30°はあくまで目安
として覚えていただき、あとは沢山打ってシャトルが当たる瞬間の
抵抗などを、体で覚えていきましょう。
参考までに動画もご覧ください。
最後に、リバースカットをマスターしても多用は禁物です。
試合を続けるたびに相手もそれに順応した対応をしてきてしまう
恐れがあるからです。
上で記したように、フェイントとして使う事が主になるので、
「突然!?」と思わせるようなタイミングで放つ様にしましょう。